札幌トヨタ新人社員パワハラ自死事件 提訴のお知らせと情報提供のお願い
write by 島田 度
2019年(令和元年)8月26日(月)、当職が代理人となり、トヨタ札幌新人社員パワハラ自死事件について、札幌地方裁判所に提訴をいたしました。
この事件は、札幌トヨタ自動車株式会社室蘭支店に勤務していた新人の従業員である石崎来輝(いしざきらい)さんが、同支店の先輩従業員たちからのパワーハラスメントによって適応障害にり患し、採用からわずか1年余りである2017年(平成29年)7月、21歳という若さで自死を遂げたという極めて痛ましい事件です。
来輝さんは、2016年(平成28年)4月、自動車整備士の新人職員として札幌トヨタ室蘭支店に入社しました。
しかし、同支店においてほどなく、苛烈なパワーハラスメントを受けることになります。
来輝さんが受けたパワーハラスメントは、早く辞めればいいのに」「死ねばいいのに」といった言動を日常的に受け続けるというものでした。
このパワーハラスメントのために、来輝さんは就職後わずか6か月である2016年(平成28年)9月に適応障害にり患してしまい、職場を欠勤せざるを得なくなりました。
これを受けて札幌トヨタは、職場環境の改善と次に何かあった時には他支店へ転勤させることを約束し、来輝さんはこの約束を信じて、職場復帰を果たしました。
しかし、その後も職場環境は改善されることなく、来輝さんの適応障害は悪化の一途をたどり、その後、2度の失踪を経て、ついに2017年(平成29年)7月18日に自ら命を絶ってしまうに至りました。
札幌トヨタについては、本件以外にも、従業員によるパワハラを理由とする損害賠償を求める訴訟が札幌地方裁判所に係属しており、同社の体質的な問題もうかがわれるところです。
本件については、札幌トヨタの社内において厳しいかん口令が敷かれているようであり、ご遺族は情報収集に苦慮されています。
どんな些細な情報でも結構ですので、情報をいただける方は、下記連絡先までご連絡いただけるようにお願いいたします。(匿名でも結構です。)
電 話 : 011-215-1925 ( 担当 : 島田度 )
メールアドレス : shimada★kitaakari-law.com(★を半角@に変えてお送りください)