厚生労働省の“ブラック企業リスト”が更新されています
write by きたあかり法律事務所
きたあかり法律事務所です。
厚生労働省は、先日労働基準関係法違反の疑いで送検された企業のリストを更新しました。
昨年12月までの分として38社を追加しており、労働環境の改善などにより「掲載の必要性がなくなった」と判断した企業を削除したそうです。
労働基準関係法の中でも、多いのは労働安全衛生法違反のものです。
特に、21条違反、業務における作業方法から生ずる危険を防止するため必要な措置を講じなければならない義務違反が目立ちます。
また、送検された案件であるということから、単に違反していたということだけではなく、実際に生命・身体にかかる事故が発生していることが強く疑われます。
(単に違反しているという事実だけであれば、送検の端緒とはなりにくいとおもわれるためです。)
これは厚生労働省お墨付きのブラック企業といえるのではないでしょうか。
また、このファイルでは、どういった内容で送検されたのかということについても書かれていますから、ご自身のケースに当てはめることも容易かと思いますので、ご一覧ください。
労働基準関係法令違反に係る公表事案(平成29年1月1日~平成29年12月31日公表分)