400ml献血をしたという話
write by 皆川 洋美
先日,久しぶりに献血に行って来ました。
400ml献血ができるってことは自分が元気だったなということでホッとするところでもあります。
って書いたところで,400ml献血しかしたことがないことに気づいたので,200ml献血についてちょこっと調べてみました。
そうすると,赤十字血液センターのウェブサイトにこんな記載がありました。
200mL献血について
北海道では、医療機関からの依頼を受ける約90%が400mL献血による血液製剤であり、200mL献血による血液製剤は約10%と大変少ない状況です。
なぜ200mLの依頼が少ないの?
一人ひとりの血液はたとえ血液型が同じであっても微妙に異なっており、複数の献血者の血液を合わせて患者さんに輸血をするほど、副作用発生の可能性が高くなります。
例えば、ひとりの患者さんに2,000mLの輸血を行う場合、200mLだと10人分の血液が必要となりますが、400mL献血だと5人分の血液で賄えることとなります。輸血による感染症や免疫による副作用発生の可能性は、400mL献血由来の血液製剤を使うことで200mL献血由来の場合に比べ半分にすることができます。
このことから医療機関では、体格の小さな小児、心臓の予備機能が低下している高齢者などの特別な場合を除いて、400mL献血由来の血液製剤が使用されるため、北海道内の各献血会場ごとに、200mL献血の受け入れ人数を定め、200mL献血由来の血液製剤が過剰にならないよう、計画的にご協力をいただいております。
つきましては、200mL献血の必要量が各献血会場において確保できた場合には、200mL献血の受付を終了させていただく事があります。
なるほどねぇ。化学のことはよくわからないけど,なんかそういうことだそうです!(酷)
献血する(日本赤十字社)北海道ブロック血液センター爪おとなしめ。
ティッシュやら歯磨き粉やらいろいろ貰ってしまいました。恐縮にて。
あと,飲み物もたくさん飲んでくださいって言われますけど,献血ルームの中の飲み物って無料ですよね。
採算は大丈夫なのかしら。
それで,「献血」って「献げる」というわりにいいものくれるなぁ。と思っていたのですが…
なかなかいろいろな問題があって今の形式になったようですね。
(と,ウィキペディアを覗きながら。)
売血(Wikipedia)安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律年に2回しかできない(男性は3回までできるようです)のは,いろいろ歴史と,あとは人体の限界との問題なのですねぇ。ふむふむ。
わたしくらい化学音痴になりますと,献血という制度がまだ必要なことが面白いなと思うくらいにして。
なんというか,血と同じ成分の液体って,ぱぱっと今のカガクギジュツで作れるのではないかと思うのですが,違うんですね。
人体ってすごいんだなぁ。