「議事録をとる」ということ
write by 皆川 洋美
「議事録」は,当該会議で何を議題として,どのような結論が出たのかを明確にするとともに,
その内容が実際にそうであったということについての強い証拠になります。
そのため,株主総会や取締役会,行政の委員会(私の入っている札幌市コンプライアンス委員会もそうです)では,必ず議事録がとられ,その議事録は公のものとされることすらあります。
昨日の参議院特別委員会の議事録,ご覧になりましたか?
結局,何が議題に上り,どのような結論が出たのかということについて,
鴻池委員長の不信任動議があがり,それが否決されたという結論はわかりましたが,
その他のことについては一切何も書いていません。
法的に見て,これは「採決がされた」ことの証明が一切できない状況ではないかと思います。
どうしてこの様な状況の下で,
「それではもう1年話し合って決めよう」
「ここまでになる理由を考え直し,そこから再検討しよう」
とならないのでしょうか。
例えば,憲法改正がなされ,9条の規定が大幅に変わったとして
そうなった時には,憲法の内容に従った法令を作ったとしても,
それは,内容に対する意見の問題にすぎないことになります。
今回,ここまでの強行にでる理由は,自分たちのやっていることに,民主的正当性がないことについて,自分たちが一番よく分かっているからではないでしょうか。
ブログを書いている余裕が全然ありませんでした。
毎日夕方から集会に出て,デモに出て,時には警備をして。
弁護士が弁護士であり続けるために,自分が今後の人生を後悔しないために,
あのときなぜ声をあげなかったのか,とこれからの世代に問われて恥ずかしくないために,
今夜も総がかり行動です。
18時15分から,大通西3丁目です。