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2015年8月15日
write by 皆川 洋美
戦後70年目の節目の年。
河野談話,村山談話,小泉談話。
改めて読み直しました。
今この記事を書いている段階では,安倍談話はまだ閣議決定されていませんが…
どんな内容になったのか。予測できるところでもあります。
村山談話が,私が初めてきちんと読んだ「談話」になりますが…
忘れてはならないな,といつも思います。
「平和で豊かな日本となった今日,私たちはややもすればこの平和の尊さ,有難さを忘れがちになります。
私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう,戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。
とくに近隣諸国の人々と手を携えて,アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには,
なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。」
「いま,戦後50周年の節目に当たり,われわれが銘記すべきことは,来し方を訪ねて歴史の教訓に学び,未来を望んで,人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
わが国は,遠くない過去の一時期,国策を誤り,戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ,
植民地支配と侵略によって,多くの国々,とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。
私は,未来に誤ち無からしめんとするが故に,疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め,
ここにあらためて痛切な反省の意を表し,心からのお詫びの気持ちを表明いたします。
また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
敗戦の日から50周年を迎えた今日,わが国は,深い反省に立ち,独善的なナショナリズムを排し,
責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し,それを通じて,平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。
同時に,わが国は,唯一の被爆国としての体験を踏まえて,核兵器の究極の廃絶を目指し,核不拡散体制の強化など,
国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。
これこそ,過去に対するつぐないとなり,犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると,私は信じております。
「杖るは信に如くは莫し」と申します。
この記念すべき時に当たり,信義を施政の根幹とすることを内外に表明し,私の誓いの言葉といたします。 」
いつも「人を幸せにする仕事」をしたいと思っていますが,
平和が前提になっていることは疑いようもない。
私がこうしてデスクで平和を語ることが許されるのは,
この国に憲法があり,平和があり,自由があるから。
若者が平和を語れないなら,この国に先はないと思います。
何も知らないのに,というのなら,今の政治家の誰が戦争を知っているのでしょうか。
戦争を知らずに育ったからこそ,
その幸せを相対的に感じることは出来なくても,
平和の中で許される全てを知っている。
平和の問題に,今後も取り組んでいこうと思います。
それが,1円のお金にならなくても,未来に大きな財産を積むことになる。
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