毎日事務所に出所することになりました。あれー(笑)。
今日は,夕方に2つ期日がありますが,あとはマイナンバー法学習会の準備をば。
書籍を読んで学ぶことと,人から口頭で教えて貰うこと,
これまで,そこそこ両方をうまく使い分けてきたと思っています。
まず,書籍を読んで学ぶこと。
これは,本当に何かを会得したいと思った時には,一定やらなければならないと思います。
もちろん,この「書籍」の量や質も問題になりますが,
誰かに説明したいと思ったら,口頭で概略を人から教えて貰っただけのことでは対応できません。
司法試験をはじめとする,いわゆる「試験勉強」は,「試験」があります。
試験は「分かっているということ」を教える作業なので,こちらの方法を採る必要があります。
とはいえ,自分の得意ではない分野や,「とっつきにくい」と思っている分野については,
最初は「人から教えて貰う」という方法を採っています。
教えてくれる人は,たくさんの書籍や経験を持っているから,
説明の方法も相俟って,いろんな意味でわかりやすい。
ざっと教えて貰うことで,概要を知ることができますから,その上で書籍なり何なりにあたると,
ベースがあるので,その後の全然理解度が違います。
むしろ,その方が理解も見切りも早くすむ。
もちろん,このことの大前提は,何もかもを教えてくれる先生が
いつでも自分が学びたいときに来てくれるわけではない,ということがあります。
書籍じたい,誰かが書いたものですから,その著者から直接教えて貰えるのなら
誤読もないし,随時質問も出来るし,書籍に書いていない具体例や最新の話も聞けるのだから
わかりやすいし理解度も高い(教え方の壊滅的に下手な人もいるでしょうけど)はずです。
書籍じたい,簡単な言葉で,書き言葉よりは話し言葉で書いてあるもの,
具体例が書いてあったり,図解してあったりするものは,
わかりやすい,読みやすいと思うのではないでしょうか。
こういう「わかりやすい書籍」というのは,人から教えて貰うのに近いので,
「わかりやすい」んでしょうね。
なので,「すむ」どころか,本当は,きちんと学びたいことこそ
人に教えてもらった方が良いとは思います。
でも,著者に直接話を聞けない,教えて貰えないことが殆どです。
教えて貰うのには時間が合わない。
話をしてもらうには超お高い。
教える側の時間が限られている。
そもそも故人。
いろんな事情によって。
なので,直接聞けない時の代替物が書籍なんだろうと思います。
とはいえ,書籍でも何でも,何かを学ぶというのは本当に楽しい作業です。
先日,従妹(19歳!)と話をする機会がありました。
自分が大学生の時に,大人から言われたこととほぼ同じことを言っていた自分に驚き。
「もっと勉強しておけばよかった。」
「もっといろいろなことをしておけばよかった。」
「うるさい大人の言うこと」
というのも,
ある種「人から教えて貰う」なのだなぁと,しみじみ思ったのでした。
ではまたー。