札幌市の弁護士|きたあかり法律事務所 札幌市の弁護士|きたあかり法律事務所

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2015年8月2日

ブログ

ドアかもしれないので開けてみて

今日は,新規相談やら打ち合わせやらした後で,ネイルサロンに行って来ました。

別に指名制度があるお店ではないのですが,いつも同じお姉さんが対応してくれます。
このお姉さんは,私が話しかけないからなのか,私のキャラクターを察してなのか,必要なことは話してくれますが,それ以外は放っておいてくれるので,とても気楽です。

ネイルサロンに勤めた女性の退職理由で,
「別に仲が良いわけでもない,下手したら初対面の人と,1時間も話し続けるのが辛くなって…」
というものが多い,という話を聞いたことがあります。

弁護士の仕事のうち,「相談」は,初対面の人と,30分なり1時間なり話すことです。
(悩みを聞いて,一定の回答をすることになるので,間を持たせる必要はないわけですが。)

でも,弁護士の廃業理由で,
「初対面の人と話すのが苦手で…」
というのはあんまり(というかほぼ)聞いたことがありません。

自分も,仕事をしていて,初対面の人の悩みを聞くこと,初対面の人と交渉をすること,
緊張感は持たなければならないにしても,緊張するよ~!どうしよう~~!!ってことはほとんどないなぁと。
お金がいくら大きくても,相手の顔がどんなに怖くても(笑)。別に関係ない。

もちろん,司法試験に受かって,修習中には,あるいは登録してからしばらくは,いろんな「初めて」に緊張しました。
修習生の時には依頼者に本籍地を聞く,というだけの電話に台本を書いて臨んだくらいにして。

でも,初めて法律事務所に来た相談者さんは,そんなもんじゃないくらい緊張しますよね。

先輩が「敷居が高いっていうけど,その敷居ってどこにあるのかなと思う。」という表現を使っていました。
私にもその「敷居」とやらはあんまりよく見えなくて,何か困ったらお助けできるかもよー!っていう気持ちで毎日を過ごしているのですが,
どうやらこの世界,中の人からは見えない敷居というやつがあるらしいのです。

その敷居はいろんなもので出来ていて,お金のことだったり,あるいは「恥ずかしい」という感情だったり,あるいは自分の悩みが法律相談なのか?っていうことだったり,いろいろ。
お金のことは,ご依頼を受ける以上はいただかなくてはいけないけれど,それ以外の敷居は,なくしたいなぁと日々思っています。

弁護士に相談することは恥ずかしいことじゃないよ
とか。

弁護士は別に怖い人間じゃないよ
とか。

どうやったら伝わるかな。
一緒にご飯食べにでも行ったらあっという間に分かると思うんだけど,そうもいかないし。
何か良いアイディアないか,と弁護士はいつも考えているといっても過言ではありません。

ちなみに。
初対面の弁護士に自分の悩みをうまく伝えられるか不安だ
っていう人もいると思うのですけど,そこは大丈夫。もーまんたい。

だって,それを汲み取って話を聞くのが弁護士の仕事だから。
時間はかかっても,何があったのか,どうしたいのか,どうしたくないのか,聞いていきます。

だから,ありていな言い方だけど,悩んでないで相談して欲しいなって思います。
よく見たら敷居じゃなくてドアかもしれないので,ちょっと踏み出してみてください。

(と,かっこいいことを言ったつもり)

おなかすいたなー。
もうひとがんばりしておうちに帰ります!

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