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2015年11月3日

ブログ

明日から議員要請に行って来ます。

今日は祝日ですが,午前中は家のことをやり,午後から事務所に出てきて仕事をしています。
明日から2日間東京出張なので,その間にできることをやっておかないと…汗

出張の行き先は国会議員会館!
国会議員の先生方に,司法修習生の給費制についての院内集会案内に行って来ます。

コメントでも,司法修習生の給費制に対するご意見をいただきました。

国費の使い方として司法修習生に給費を与えることの是非については,
例えばパブリックコメントの98%以上が給費制について賛同的であったことから,
国民の理解は十分に得られているのではないかと考えています。

また,他の貧困問題を考えれば,司法修習生への給費については否定的な意見があるというのも分かります。
しかしながら,現在法曹志望者の数は激減し,私が法曹を目指した頃の8分の1以下になっています。
その理由の大きなものとして経済的問題が挙げられます。
司法試験合格のためには一定期間の勉強は欠かせませんが,その期間(現在では司法修習を含め)の生活費を捻出できる人以外法曹となることを諦めてしまうのです。
これについて,司法試験を簡単にして,勉強時間が短くても良いようにするなどといった解決策はあり得ません。

人材育成をしなければ,国の今後は望めません。
弁護士として,後進がいないことは,経済的問題だけを考えれば,自分たちの食い扶持が増えることになるのだから,本来であればこのような問題に取り組む必要はないかに思えます。
しかし,この問題に取り組まなければならないと考えるのは,やはり国民のために他なりません。

経済的問題だけを理由に法曹になることを諦める人が出てきている現状で,優秀な人材が法曹とならないという事態は,避けなければならないと考えています。

そして,炎上覚悟で言えば,私は,弁護士は弁護士になった後には貧困にあえいでいてはいけないと考えています。
貧困にあえぐ弁護士が,人のお金を預かる,後見人になる,お金のために不当要求をする…なんて恐ろしいことだとは思いませんか?
借金苦,生活苦の弁護士がいてはいけないと思うのです。

そんな思いを持って,給費制復活に向けた活動を続けて行きます。

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