コラム
弁護士の皆川洋美です。
アイエムアイさんの、なるなる面会交流通信への寄稿です。 昨年11月に載せたもので、クリスマスに向けての寄稿ですので、少し内容がずれているかな? 今は夏休み時期ですから、面会交流の時のひとつのアイディアとして考えてもらえたらな、と思います。
面会交流の日に、久しぶりに会うお子さんにプレゼントを贈りたい、というのは、非監護親の方にはよくあることだと思います。 しかし、一緒に暮らしていた時、1ヶ月に1回、お子さんにそんな大きなプレゼントをしていただろうか?と考えて欲しいと思います。 子供を育てる時、いろんなことを教えなければなりません。その中には、欲しいものをいつでも買ってもらえるわけではないということも含まれているのではないでしょうか。 それに、面会交流は、非監護親とお子さんとの精神的なつながりを強めるだけではなく、子供の福祉のための機会でもあります。 非監護親だったとしても、そういった躾けに参加していかなければならないはずですよね。 また、私個人の考えかもしれませんが、面会交流は「ハレ」の日であってはいけないと思っています。 監護親は、日常的にお子さんの面倒を見ています。機嫌のいい日も機嫌の悪い日も、体調のいい日も悪い日もあります。 学校との対応やお友達との関係なんかもあるかもしれません。 もちろん、非監護親の方も、一緒に住んでいた時には一緒に取り組んでいたことですよね。日常は「日常」で、いつもの毎日です。 そんな日常の中で、監護親が、面会交流に備えて体調を整えたり、「会うの楽しみだね」と声掛けをしたりしているので、面会交流当日にお子さんは機嫌よく体調良く過ごせています。 そこでさらに、非監護親から毎回プレゼントを贈られたらどうでしょうか。 面会交流の日が、ただの「ハレ」の日で、「プレゼントをもらう日」になってしまうのではないかと思います。非監護親に会うことそのものを楽しみにしてもらわなければなりませんよね。 もちろん、アイエムアイのサービスの中に、物品の受け渡しもあり、これは利用されるかたのニーズに応えたものではあります。 お誕生日だとか、クリスマスだとか、一緒に暮らしていた時に贈り物をするようなときには、是非、思いを込めたプレゼントをしてあげてほしいと思います。 もうすぐクリスマスの時期になります。物だけではなく、「あなたを大切に思っているからね」というメッセージが伝わることも大切ですよ!(^^)/
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